フィリピン「ミンダナオ子ども図書館」の松居友さんに感じるご縁
フィリピンのミンダナオ島。この島は、40年以上も内戦が続いていて、これまでに死者が17万人、避難民は200万人以上とも言われています。その火だねは、イスラム自治区に眠る石油や天然資源。また、イスラム教徒とキリスト教徒の間の武力紛争でもあり、フィリピン政府とモロ・イスラム解放戦線が、衝突と和平交渉をし続けています。
そんなところで、「ミンダナオ子ども図書館」という施設を立ち上げ、イスラム教徒もキリスト教徒も民族も関係なく、戦闘で親を亡くした子などを120人も受け入れて育てている松居友さん。また、これまでミンダナオ島の200以上の地域を回って、現地の学生と絵本の読み聞かせの活動を続けています。
そんな松居友さんは、元出版社の出身で、絵本作家でもあります。2001年からミンダナオ島に移住して、その後、現地の人々の信頼を獲得し、マノボ族の首長にまでなります。
ということを、2015年4月12日のテレビ東京「池上彰のJAPANプロジェクト」でドキュメント番組などで知り、とても感動しました。
以下からその映像が観られます。
池上彰のJAPANプロジェクト~世界の“命の現場”で奮闘する日本人~ 4月12日[720p] - YouTube
↓ミンダナオ子ども図書館日記へのリンク
今回の番組を観て私は勝手にご縁を感じたのですが、その理由が2つあります。一つは、私がカンボジアの子ども達に絵本の読み聞かせをして、絵本を配る活動をしていたこと。2007年~2009年までカンボジアに年に数回行って活動しました。これは私のNPOや教育などの活動のきっかけになったものです。そして、もう一つは、2013年に五井平和財団の「五井平和賞」で来日したセバスチャーノ・ダンブラ神父にお会いしたことです。ダンブラ神父は1970年代、カトリック・ミラノ外国宣教会によりミンダナオ島に派遣され、30年以上も双方の間に入り、対話による平和解決に尽力されてきています。
↓2013年度「五井平和賞」シルシラ・ダイアログ・ムーブメント
http://www.goipeace.or.jp/japanese/ho/65.html
↓セバスチャーノ・ダンブラ神父のスピーチ(英語)も観ることができます。
ということで、私は今後、ミンダナオ島にも行ってみたいですが、松居友さんが来日の際に講演に行けたらと思っています。