松の盆栽

松浦 貴昌のパーソナルブログ

「さぁ、勉強するから運動しよう!」で点数アップ

「さぁ、勉強するから運動しよう!」で点数アップ

 

これは、どういうことかと言うと、読んで字のごとく「勉強する前に運動すると効果的ですよ」ということです。

 

この運動による効果は脳神経科学の分野で様々な研究がされているところですが、ハーバード大学医学部のジョン・J・レイティ博士の研究によると、運動すると脳由来神経栄養因子(BDNF)という物質が脳の中で分泌され、脳の神経細胞(ニューロン)の形成を促すとのことです。

 

とくに脳に効く運動は有酸素運動で、注目すべきポイントは適度に負荷をかけて心拍数を上げることにあります。ただ、負荷をかけすぎても逆効果になってしまうので、早いウォーキングかジョギングで少し息上がるくらいが目安でしょう。

 

ちなみに学校教育の最先端の体育科では、子どもの50M走については、走るタイムよりも心拍数に注目するような指導をするように言われています。同じ50Mでも、運動が得意な子は軽く走ってもタイムは短くできるでしょうし、運動が苦手な子なら全力で走ってもタイムは長くなってしまいます。なのでタイムを見るよりも、心拍数が上がっているか否かを見た方が個々の運動能力を伸ばすうえでも重要だということですね。

 

まぁ、勉強をするために運動する人が心拍数を測る必要はあまりない気もしますが、走る時間は30分~40分程度は走ったほうが効果的とのことですので、時間は気にした方がいいかもしれません。

 

このことを活用した勉強法としておすすめなのは、集中力がある時には勉強に集中し、「そろそろ集中力が落ちてきたなぁ・・」という時に、走りに行くことです。そうすることにより、集中力が戻ってくるのは私も実感済みです。ちなみに脳に良い効果があるということは当然仕事にも有効なので、社会人にもおすすめです。

 

以下の本では、学校の子ども達が試験直前に運動して効果を出した事例などもかかれていて非常に興味深いです。より深めたい方は読まれることをオススメします。

 

脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方

脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方

  • 作者:ジョンJ.レイティ,エリック・ヘイガーマン
  • 発売日: 2014/03/25
  • メディア: Kindle版
 

 

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