松の盆栽

松浦 貴昌のパーソナルブログ

「選挙」を考えて、民主主義を回復させよう

「選挙」って何か、と考えてみると、自分の代弁者、代表する人を選ぶ、ということ。

社会の一員として、自分のありたい街や地域に向けて自分と共に、そのビジョンの方向性へと押し進める人です。

 

なぜ、そういう人(つまり議員)が必要かというと、例えば1000人~10000人が集まって地域のありたい方向性を話し合うのは現実的ではないからです。逆に言えば、100人くらいのなんとか全員で話し合えるレベルの人数の街であれば議員はいらないとも言えます。自分たちで話し合って、税金の使い道を決めればいいので。

 

この議論して選択、意思決定していくプロセスが「民主主義」なわけですが、それをしっかりと機能させていくためには、社会を構成する人々の多様性通りの代弁者が選ばれる必要があります。例えば、カラフルな色の社会でも議員としては赤い色の人ばかりになってしまえば、社会を構成する状態からは離れていると言えるわけです。

 

では、特定の色に偏らず、社会を構成している多様性を代表する人を選ぶにはどうしたらいいのか?

 

それは、みんなが選挙で投票することです。理想的には「投票率100%」。

現在はというと、高齢者の投票率が高く、若者の投票率が低いです。この状態ですと、高齢者の代表する人が多く選ばれますが、若者を代表する人は選ばれにくい状況です。そうなると、若者に対する政策や予算は少なくなる傾向になるので、とても勿体ないです。

 

港区では前回の港区議会選挙の投票率は34%。23区内で最低と残念な結果になっています。また、港区の予算1800億円を意思決定できる裁量と権限を持った港区長に関しては、投票率なんと24%です。区の行政の最高意思決定者である権力を持った人を選ぶのに24%の人だけの選択で決まっているのが現状です。これでは民主主義が機能しているとは言いがたいのではないでしょうか。(ちなみにスウェーデンは86%です)

 

ということで、私の目標の一つに「投票率をあげること」があります。とくに私が代弁したいのは「子育て世帯」。しかし、この子育て世帯のパパやママはなかなか政治や選挙に関心を持ってもらいにくい層でもあります。今、まさに政策を書いたビラを配布していますが、ママに話しかけても無視されたり、興味を持ってもらえないジレンマに苦しんでいます。(とはいえ、ベビーカーをひきながら小さな子どもを観ていたらそれどころでないのもわかります。)

 

今後、私のできる限りの発信や実行で、もっと子育て世帯を巻き込んでいきたいですし、啓蒙としても子ども達からの主権者教育に力を入れていきたいと思っています。

 

さて、港区議会選挙の投票日まであと4日。しっかりとおもいを届けて参ります。

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